食品などの値上げラッシュが起こって久しいが、ついに値上げの波はiPhoneにも押し寄せた。
本記事ではなぜiPhoneが値上げされたのか、どこで購入するのが良いのか比較検討する。
・なぜiPhoneが値上げされたか?
・iPhoneを購入するならどこが良いか?
・なるべく安くiPhoneを手に入れるには?
iPhoneにも値上げの波
値上げのニュース
7月になってiPhoneの値上げのニュースが飛び込んできた。
ちょっと調べただけでもいくつか出てきており、docomo、ソフトバンク、auに楽天とキャリア4社は軒並み値上げをした。
日本はiPhoneユーザーが圧倒的に多いことから、今はまだ機種変する予定のない人でも今後影響するのではないか。
【iPhone値上げ 4社の価格出そろう】https://t.co/Wx7t8L1Xlm
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) July 13, 2022
iPhone値上げ、ソフトバンクとドコモも 最上位モデルはいずれも27万円超えにhttps://t.co/KQ1mYxPzkk pic.twitter.com/wr2VYj64yh
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) July 12, 2022
iPhone13 proは驚異の20万円超え!?miniで128GBでも10万円を…
早速だが、発表された価格を比較していく。
せっかくなので一覧表にしてみた。見にくいかもしれないが、比較するには良いと思うので参考にしてほしい(すべて2022年7月18日時点)。
見た通り、Apple公式ストアで購入するのが額面的には一番安くなる。
docomo | ソフトバンク | au | 楽天 | Apple | ||
iPhone13 | 128GB | 138,380円 | 138,240円 | 137,295円 | 123,800円 | 117,800円 |
256GB | 158,180円 | 155,520円 | 154,770円 | 139,800円 | 132,800円 | |
512GB | 199,430円 | 190,800円 | 189,590円 | 171,800円 | 162,800円 | |
iPhone13 mini | 128GB | 116,710円 | 116,640円 | 116,310円 | 104,800円 | 99,800円 |
256GB | 140,800円 | 134,640円 | 133,780円 | 120,800円 | 114,800円 | |
512GB | 176,660円 | 169,920円 | 168,720円 | 153,800円 | 144,800円 | |
iPhone13 pro | 128GB | 172,810円 | 169,920円 | 168,720円 | 153,800円 | 144,800円 |
256GB | 195,030円 | 187,200円 | 186,070円 | 167,800円 | 159,800円 | |
512GB | 232,650円 | 222,480円 | 221,130円 | 199,800円 | 189,800円 | |
1TB | 267,410円 | 257,760円 | 256,065円 | 230,800円 | 219,800円 | |
iPhone13 pro Max | 128GB | 197,230円 | 187,200円 | 186,190円 | 167,800円 | 159,800円 |
256GB | 214,610円 | 205,200円 | 203,660円 | 183,800円 | 174,800円 | |
512GB | 248,160円 | 240,480円 | 238,485円 | 215,800円 | 204,800円 | |
1TB | 275,550円 | 275,760円 | 273,540円 | 246,800円 | 234,800円 |
iPhone SEも値上げ
お手頃価格で購入できるでお馴染みのiPhone SEも値上げされた。
こちらもお手頃価格が売りだと思うが、最早お手頃とは?という状況である。
docomo | ソフトバンク | au | Apple | |
64GB | 65,230円 | 73,440円 | 70,935円 | 62,800円 |
128GB | 在庫なしで確認不可 | 81,360円 | 82,190円 | 69,800円 |
256GB | 94,248円 | 99,360円 | 103,415円 | 84,800円 |
割引プログラムを使うならキャリア、普通に購入するならApple公式で
先に一覧表にしたが、比較すると一番安いのはApple公式である。
ただし、キャリアの各社は分割払いで割引プログラムなどもあることから、そちらを利用する場合にはキャリアの方が良い場合もある。
※端末を返却しなければならないというレンタルプログラムは返す気がある人はよいが、そうでもない人は要注意。
iPhone値上げの背景
理由は未公表だが、海外のインフレや円安が影響か
理由は明らかにされていないが、今よく言われているアメリカのインフレと円安が影響していると考えられる。
インフレの影響
iPhoneはアメリカの会社、Appleより販売されている。そして、アメリカは今インフレである。
先月の6月のインフレ率を示すデータ(消費者物価指数)は前年6月と比べて9.1%だった。
これは簡単に言うと、昨年の6月に100円で購入できたものが、今年の6月では109円になっているということである。
つまり、10万円のものであれば10万9千円、つまりだいたい11万円になったということだ。
iPhoneはアメリカ製であることから、アメリカのインフレはモロに影響を受けていると考えられる。
円安
これも今ニュースでよく言われているが、ドルに対して急激な円安になっている。
今年の1月では1ドル115円程度だったが、7月14日時点で139円になった。
これは今年の1月にアメリカから1,000ドル(=115,000円)で買っていたものが、今では139,000円になっている。つまり11万円のものが円安の影響だけで14万円になったということだ。
円安については、別の記事で解説しているので参考にしてほしい。
海外のインフレと円安を合わせると30%くらいの値上げ
説明した通り、海外のインフレで9%程度値段が上がっている。さらに円安で20%程度(=139円/115円)値段が上がっている。
もちろんこれがそのまま値段に乗っかるわけではないが、単純に値段に乗せたと仮定すると、年明けから輸入品は30%くらい値段が上がったことになる。
すべてがこの影響ではないにせよ、iPhoneの値上げは当然だと考えられる。
iPhoneをなるべく安く購入するために
クラウドストレージを活用して容量の小さいものを選択
まず、iPhoneの値段は買う側の意向で安くはならないため、我々ができることとしてクラウドの活用である。
例えば、iPhone13をApple公式で購入する場合、128GBなら117,800円、512GBにすると162,800円と、データ容量を大きくするだけで45,000円値上がりする。
もちろん写真をたくさん撮る人にはデータ容量は必要だと思う。そこで活躍するのがクラウド保存である。
クラウドは無料だとあまり容量がないため、どこかで契約した方が良い。そこでお金はかかるもののクラウドに保存するメリットはいくつかある。
・家族間でデータ共有が可能
・機種変更時のデータ移行が容易
iPhoneの容量を増やすことによる金額をクラウドストレージに掛けることで、安くかつ便利に利用できる。
次からはオススメのクラウドストレージサービスを紹介する。
OneDrive
OneDriveは会社員などでは使っている人も多いかもしれない。
こちらは、OneDrive Standaloneとして年間2,244円で100GBまで使える。
iPhone13を128GBから256GBにする場合15,000円くらい値段が上がることを考えると、OneDriveのこのプランは非常に安いと考えられる。
Amazon prime
こちらは年間プランで4,900円でOneDriveに比べて倍の値段がするが、写真については容量無制限である。
加えて値段が高い分、PrimeビデオやPrimeミュージック、Amazonの買い物で配送料無料など様々なサービスが利用できることもメリットである。
iCloud+
iPhoneを購入する人はiCloudは使えると思うので、こちらも紹介しておく。
iCloudは無料の範囲では5GBしか使えないが、iCloud+とすることで50GB(130円/月)、200GB(400円/月)、2TB(1,300円/月)のプランがある。
200GBのプランであれば年間で4,800円ということでAmazonと同じくらいだ。
その他
その他にもDropbox、Googleドライブなどがあるため、気になる方はぜひ参考にしてほしい。
クラウドストレージの選び方
正直、そんなにたいしたことではない。
自分が今何を使っているか、何が使いやすいかを基準にしたら良いと思う。
・Amazonで買い物を良くする/映画をよく見ていてAmazon Prime会員になっているのであればそのままPrime Photo
・家族がAndroidでGoogleアカウントをメインで使っていて、家族でも写真共有したいということであればGoogleドライブ
・会社でOneDriveを使っていて慣れているならOneDrive
などである。
まとめ
クラウドストレージを活用して容量の小さいiPhoneを選ぶことでiPhone購入費を抑えながら、便利に使って行っていただければと思う。
これに限らず、自分では値段を下げることのできない値上げラッシュ。自分にできることは調べてお得に生活していくことは重要だ。
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