XiomiのXiomi 12T proが2022年12月に発売された。CMなどでも神ジューデンとプッシュされている。
買うかどうか悩んでいる人も多いかもしれないが、結論としてはひとつ前のモデルのXiomi 11T proで良いため、なぜそう考えるのか解説していきたい。
なお、11T proの紹介記事もあるため、合わせて参考にしていただきたい。
Xiomi 12T proとは
急速充電の120W Xiaomiハイパーチャージ
公式HPによれば、たった19分で100%充電が可能であることが一番の特徴としてプッシュされている。
120Wの充電と言われても良く分からないと思うが、例えばiPhoneの最新作iPhone14の充電速度は最大25Wと言われている。
Appleの公式HPによれば、高速充電を行うことで30分で50%程度充電可能とされており、100%の充電するには1時間半くらい掛かると言われている。
大容量の5,000mAhバッテリー
充電速度だけではなくバッテリーもPRされており、5,000mAhが搭載されている。
こちらはiPhoneではバッテリー容量が公式ではアナウンスされていないため比較は難しいが、世の中に存在するスマホでバッテリー容量が大きいスマホというのは大体4,500~5,000mAhである。
このことからも他のメーカーのものと比べても最高クラスのバッテリーになる。
2億画素のカメラ
カメラは3つついており、2億画素の広角カメラ、800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラとなっている。
億単位で画素数を言われてもピンと来ないと思うが、画素数としてはトップクラスとなっている。
それ以外はあまりPRしている機能は無い
公式HPを見ていただければ分かるが、充電、バッテリー、カメラ以外は特にPRできるものがないのも特徴である。
要は、それ以外の機能は他のスマホとたいして変わらないと言える。
参考として公式HPのリンク先を以下に貼るので、確認してほしい。
Xiomi 11T proとの違い
Xiomi 12T proと11T proの比較表
Xiomi 12T proのひとつ前のモデルである11T proと何が違うのか?と思う人もいると思うので、比較表を作成した。
結論を言うと、ほぼ変わらないためコスパを考えると11T proで十分だと思う。
12T pro | 11T pro | |
重さ | 205g | 204g |
ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.67インチ |
充電速度 | 120W急速充電(19分で充電可能) | 120W急速充電(17分で充電可能) |
バッテリー容量 | 5,000mAh | |
カメラ | 2億画素広角、800万画素超広角、200万画素マクロ | 1億800万万画素広角、800万画素超広角、500万画素マクロ |
インカメラ | 2,000万画素 | 1,600万画素 |
CPU | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 888 |
RAM/ROM | 8GB/128・256GB | |
イヤホンジャック | 無 | |
ロック解除 | 画面内指紋認証/顔認証 | 側面物理ボタン指紋認証/顔認証 |
おサイフケータイ | 有 | |
オーディオ | デュアルスピーカー、Dolby Atmos対応、SOUND BY Harman Kardon | |
5Gの対応 | 対応、ただしミリ波は非対応 | |
SIM | デュアルSIM(eSIM対応) | デュアルSIM(eSIM非対応) |
価格(楽天市場:Xiomi公式) | 109,800円 | 69,800円 |
価格は2023年2月時点
買うならXiomi 11T pro
機能的な違いはほとんど体感できない
一覧表にしたとおりの違いがあるが、正直12T proと11T proの違いはほとんど体感できない。
重さはむしろ11T proの方が軽い(1gなので分からないと思うが)。画面は12T proの方が大きいが0.03インチのみである。
CPUはほぼ完成されており、Snapdragon 888で十分高性能でありその次の世代の8 Gen 1になったところで余程のゲームヘビーユーザーでない限りは全く違いが分からないだろう。
カメラは1億800万画素から2億画素にあがっている。カメラを重視する人には12T proは選択肢になるかもしれないが、1億800万画素でも十分きれいだとおもう。
参考に、11T proの写真を記事にしているため、こちらも参考にしていただければと思う。
指紋認証は画面内か側面の物理ボタンかどちらでやるかの違いはあるが、正面でタッチするか側面にタッチするかの違いであり、余程こだわりがなければどっちでも良いのではないだろうか。
eSIM対応だけは大きな違いとして考えられる。ただし、現時点ではeSIMしか対応していないキャリアや格安SIMは今のところ無いため、eSIMのみの会社が出てこない限りはあまり影響はないだろう。
違いの小ささの割に値段は4万円も高い
とはいっても多少でも機能は向上しているため、それを追い求めるのであれば最新版を購入することはあり得ると思う。
しかし、たいした変更がないにもかかわらず、値段が4万円も上がる。
多少大きめの違いであるカメラとeSIMに4万円の価値があるか?という選択となる。
もちろん絶対そこは重要だということであれば12T proを選べばよいと思うが、カメラをそこまで重視するならiPhoneにするとか、eSIMもiPhoneも対応しているのでそもそもXiomiを選ぶ必要はない。
そこそこの値段でハイスペックのスマホが欲しいということであれば、11T proで十分だ。
11T proの記事も公開しているため、こちらも合わせて参考にしていただきたい。
コメント