自転車で赤切符体験談ーまさかの出頭!?墨田分室へ(後編)

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前編では自転車で赤切符をもらってしまった経緯を紹介した。

最近は取り締まりがかなり強化されてきているため、本記事の前後編を参考に自転車の安全運転に心がけてもらえればと思う。

後編では赤切符をもらった後どうなるかについて解説したいと思う。

※前編はこちら

 

nigimo

30代半ばにして待望の第一子が産まれたどこにでもいるサラリーマン。
最近、趣味である筋トレとランニングにハマると同時に子育てと投資の勉強に日々奮闘。
薬剤師の視点で日本の医療保険について解説。また、薬剤師とは関係ないが、実際に使ってみて日々の生活に役立つ情報をまとめています。

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赤切符後は警視庁交通執行課墨田分室(東京の場合)へ

日時指定で墨田分室への出頭が求められる

住んでいる場所によるが、都内だと墨田区(錦糸町駅の近く)か立川に交通執行課の分室がある。

赤切符を渡された際に、場所(私の場合は墨田分室)と日時指定で出頭が求められる。

「出頭」と仰々しく記載したが、法違反になるため残念だが「出頭」ということになる。

なお、日時が指定されるが、平日の「午前8時30分から午前11時まで」または「午後0時30分から午後3時30分まで」となるため、サラリーマンの方等は休暇を取ることが必須となる。

一応、日程が近くなったら電話などで日程変更はお願いできるとのことだが、結局平日の日中でどこか都合をつけなければならないため注意が必要だ。

(当たり前だが、悪いことをしているのはこちらなので、おとなしく受け入れるしかない。)

 

墨田分室のHPと場所は貼っておくので参考にしてほしい。

 

墨田分室へ

墨田分室は、大きな公園の隣で非常に分かりやすい場所にある。

墨田分室のHPによればJR錦糸町駅から徒歩7分ということだ(私の足だと5~6分くらいだったと思う)。

ちなみに、一応駐車場はあったが、赤切符には車では来ないで公共交通機関で来るようにという注意書きがある。

自転車についても駐輪場はあったが、自転車での来室が良いかどうかは分からないため、注意いただければと思う。

 

墨田分室での手続き

入ってからの流れ

中に入ってから説明を受けるが、大まかな流れは以下の通りだ。

受付⇒取り調べ(警察)⇒取り調べ(検察)⇒裁判⇒検察庁徴収⇒罰金納付⇒終了手続き

丁寧に手順と所内のマップが渡される。

「裁判」と書かれるとギョッとするが、ここで改めて法違反をしたことを思い知らされる。

 

墨田分室は受付時間が8:30からということなので、あまり待ちたくもないことから少し早めに行ったため、時間と共に流れを紹介したいと思う。

 

8:27:到着&受付

中は写真は撮らないようにという注意書きがあったため、外だけであるがこんな感じだ。

入ってすぐ右に受付があるため、そこで赤切符の手続きで来た旨を伝えると整理券の様なものがもらえる。

整理券は以下の様なものだ。早めに行ったが3番だったということで、とりあえず待合スペースで待つこととした。

 

8:30:取り調べ(警察)

3番だったが、開始時間と同時に呼ばれた。

中では、番号ごとに仕切りがあったが、同じ部屋で何人か同時に説明が進行しているようだった。

身分と当時の状況確認

身分の確認(運転免許証等)と赤切符を切られたときに警察が作成した調書をもとに、軽い事実確認が行われた。

さらに、私の場合は特に反対することもなかったためあっさり受け入れたが、話したくないことがあれば黙っていて良いこと等も説明された。

注意とこの後について

その後、最近は自転車の事故が増えていること、警察も自転車の取り締まりを強化していること、基本的には法違反であり罰金などの刑罰の対象となる(悪質な度合いにもよるが、5万円以下の罰金等)ことなどが説明された。

ただし、初回はよっぽど悪質でない限りは厳重注意で済むだろうから安心して良いこと、2回目は講習があり、講習を受けるのにお金がかかることなどが付け加えられた(講習については以下参照)。

引用:警視庁HP

 

特に多いのは信号無視、遮断機が下りた踏切への立ち入り、逆走(道路の右側を走る)だという。

遮断機が下りた踏切を渡るのは明らかに意図があるが、信号や逆走は何気なくやってしまう可能性もあるため注意が必要だ。

ちなみに、先に呼ばれたひとも自転車の様だった(隣のブースから同じような説明が聞こえてきた…)

略式裁判への同意へサイン

最後に、赤切符の裏面に略式裁判に同意するところにサインするか確認された。

これは、サインすることで通常の裁判を行わず1日のうちにすべて手続きを終わらせて罰金などを支払うことに同意するというものだ。

自分はやっていないとか、裁判で争うつもりがある場合はサインはいらないとのことだが、警察官の目視は証拠になると言うし、余程何か証拠を持っていない限りは争う意味がどれほどあるかは疑問である。

8:37:警察取り調べ終了⇒2Fへ移動

警察の取り調べは事実確認と簡単な注意に留まっていることから、10分も掛からずに終了した。

1Fが警察のフロアで、2Fが検察のフロアということで、2Fに移動するように説明された。

ここでも番号が呼ばれるまではしばらく待機である。

 

8:49:取り調べ(検察)

10分ほど待っていると自分の番号が呼ばれたため、部屋に入室した。

ここでは検察官から改めて聴取を受ける。

検察官の取り調べ

警察で話したことと同じことが確認されるが、余程反論がない限りは受け入れるしかないように思う。

警察の作った調書に基づき、改めて同じ内容が確認される。それについて間違いないか、と確認が取られる。ここでも話したくないことは話さなくてよいことが説明される。

私は間違いないと回答したところ、検察官の人は「あなたは罪を認めたため、違反で罰金または懲役ということになる」と少し強めに言われた(警察の人は大丈夫だろうと言っていたので、若干ビビる)

しかし、初犯であること、反省している様に見受けられることから今回は起訴しないという説明を受け、2回目は厳しくすること、講習が必要になることなど改めて説明された。また、合わせて自転車のルールも説明された。

 

最後に反省しているのであれば二度とやらないことを誓うための誓約書を渡され、署名と捺印するように言われた。

内容は、二度とこういった違反をしないこと、罰せられる可能性と2回目は講習などが必要になることを受け入れる旨が記載されていた。

検察官も罪を認めている場合は起訴しなければならず、このような対応は本来は法違反になるが、自転車でそこまで重たい対応で罰することが目的ではなく、今後は安全に運転してもらうために取り締まりを強化しているため、それを理解して今後気を付けてほしいということを最後に補足して終了となった。

ちなみに、もともとは車の違反のための施設だが、最近は半分くらいが自転車の赤切符だということで、違反も増えていると思うが、取り締まりも本当にかなり強化されているようだ。

9:01:終了

結果として30分くらいかかったが、今回は検察官の取り調べで終了ということで、裁判から先の手続きは不要となった。

 

まとめ

検察の方も話していたが、自転車の安全運転は当然必要だが、こんなこと(と言うと怒られるかもしれないが)で墨田分室まで平日に時間作って行かなければならないという観点でも今後は気を付けてほしいと思った。

実際に私も、会社の会議等をずらしてもらう等をしたし、平日の朝からわざわざ墨田区まで行った訳であり、労力自体もかなり掛かった。

今回のことを機に、警視庁のHPを調べたり、最近の自転車のニュースを見たりしてどんな違反があるのか調べた。

私も、最初は特にあまり気にしていなくて、周りもそんな感じなのを全く気付いていなかったが、勉強した上で注意してみてみると、かなり違反しているだろう人が多くて驚いた。

終わってみればあっさりしていたが、是非皆さんも自転車の運転については気を付けてほしい。

 

コメント

  1. たかひろ より:

    私も自転車の信号無視で、今度いくことになっており、非常に参考になる情報でした。ありがとうございます。

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