Microsoft Officeは高い!
そんな感想を持っている方も多いのではないだろうか。確かに私もかなり高額だと感じる。特に最近ではMicrosoft 365というサブスクリプションプランが導入され、これを利用した場合、毎年かなりの支出が予想される。特にPCを1度購入して5年以上使う場合、買い切りでないと相当痛い出費である。
いずれにしても、料金は調べてみたところ2021年9月時点で以下の通り(今回は家庭用にフォーカスする)であった。
365 personal | Office Home & Business 2019 | Office Personal 2019 | |
購入形態 | サブスクリプション (年間契約) |
1回買い切り | 1回買い切り |
金額 | \12,984/年 | \38,284 | \32,784 |
使用可能アプリ | Word, Excel, PowerPoint, OneNote, Outlook, Access, Publisher, OneDrive, Skype, Microsoftエディタ *OneDriveに1TBのストレージ付き |
Word, Excel, PowerPoint, Outlook | Word, Excel, PowerPoint, Outlook |
参照元:Microsoft HP
そんな中で、Officeの互換ソフトとしてキングソフトのWPS Office2がある。こちらはかなりお手頃価格であることから、購入を検討している方もいるだろう。一方で、圧倒的にMicrosoftのOfficeシリーズが世の中を席巻している中で、このソフトってどうなの?と思っている方も多いと思う。
今回は実際に購入して使用してみたので、使用感などレビューする。
キングソフトの公式HP
キングソフトのWPS Office2とは?
キングソフト社のOfficeはWindows用の「WPS Office2 for Windows」、mac OS用の「WPS Office for Mac」そして、スマホやタブレット向けの「WPS Office for Mobile」の3種類ある。
私はMacユーザーではないため、Windows用をレビューしていく。
WPS Office2 for Windowsでは、さらに4種類ある。Platinum Edition、Gold Edition、Standard Edition、Personal Editionである。この辺の建付けはMicrosoft社と似たような形になっていて、比較的分かりやすいと思う。
違いは以下の表のとおり。Writer、Presentation、Spreadsheets(商標上の問題だと思われるが、上からWord、PowerPoint、Excelの互換ソフトということになる)の3つあるが、Personal Editionがプレゼンテーションが使えない。それ以外については、使えるソフトとしてはすべて対応している。
出典:WPS Office2の製品紹介ページ
Standard以上については、使えるソフト自体は同じだが、中身が異なる。Standardは特別なテーマやフォントの使用ができないこと、VBAができないというデメリットがある。
GoldとPlatinumの違いは、いずれもVBAはできるが、特別なテーマやフォントの種類が異なる。Goldは手書きおよび筆のフォントがあるのみだが、Platinumは様々なデザインなども存在している。
個人利用であれば、よほどフォントにこだわりがない限りはGoldやPlatinumにするメリットはないと考えられる。もちろん私も特にフォントなどはどうでもよかったことから、Standardを購入した。
プレゼンテーションは普段仕事では使うが、プライベートで使うかなんとも言えない。しかし、ブログなどで自作のスライドなどを差し込むこともあるだろうということで値段差もそれほど大きくないことから使えるようにした。(楽天でのセールで購入したのでさらにポイントやら割引やらで安くなっていたため、本当に気になる値段の差ではなかった。)
実際の使用感
仕事で使っているわけではないため、プライベートで軽く使う程度の感想になるが、見た目はMicrosoftのものと大差はない。そして、仕事の方でMicrosoft Officeを使っている方なら、基本的に使い方を調べなくても感覚で使用できる感じになっている。
それぞれの見た目は以下のとおりである。
Writer(いわゆるWord)
Spreadsheets(いわゆるExcel)
Presentation(いわゆるPowerPoint)
見ていただいた通り、作りはほぼ同じで、上部のタブも似た作りとなっている。
拡張子もそれぞれ”.docx” “.xlsx” “.pptx”であり、Microsoft Officeとの互換性も大丈夫そうだ。PCを2つもっているとか、Microsoft Officeも持っているとかでもないので、ファイルの移行はしていないが、少なくとも個人利用であればなんの問題もないように思われる。(もちろん仕事としてガリガリ使うのであれば、少しずれたりなどもありうることから、そういった場合にはMicrosoftを使っていただくことをお勧めする)
個人的に書類を作ったり、excelで家計簿を作ったりする程度であれば十分で、これが5,000円程度で手に入るのであれば満足いく製品だと思う。逆に言うとGold以上を考えるのであれば、その場合はMicrosoft Officeを選択した方がよいと思われる。
以下に参考にPersonal EditionとStandard Editionについてリンクを掲載するので値段など参考にしていただければと思う。
まとめ
まとめると、個人利用であればWPS Office2は非常におすすめ可能である。楽天のリンクを掲載したが、楽天やAMAZON であれば割引やポイント還元もあるため、ぜひチェックしていただければと思う。
唯一の欠点は、「Writer」や「Spreadsheets」、「Presentation」というネーミングかもしれない。この辺りはさすがMicrosoftというところか、もうWordやEcxel、PowerPointという名称が頭から離れないため、なかなかWPS Office2のアプリケーションの名称が覚えられない。
正直名前なんて何でもよく、使えればよいということであれば特に問題にはならないと思う。また、Microsoft Officeは365としてサブスクリプションタイプになってきており、今後この形に置き換えが進むことを考えると、買い切りで使える点も非常にメリットだと思う。
コメント