英語の前置詞は様々な使い方がある一方で、使い分けが分かりにくいものが多い。
本記事シリーズでは前置詞の使い方について解説していく。
今回は「at」について、イメージと共に良く使われる表現を整理するが、大まかなイメージはこんな感じだ。
「at」は「点」や「地点」を表すイメージ
点のイメージ
atは「点」や「地点」を表す。
場所や時点などは全て点と捉え、前置詞atを用いることが多い。
また、比較級のうちの最上級とも非常に相性が良く、「最も高い地点」や逆に「最も低い地点」等も表すのに適している。
atの使い方
場所
場所はわかりやすく、地図上で点で示せる通りatと非常に相性が良い。
さらに、メールアドレスや電話番号などもネット上の場所・住所という考え方でatを使うことができる。
【例】
at school 学校で
at the bus stop バス停で
at home 家で
Please send me a email at xxxxxx_xx@xxx.co.jp. xxxxxまでメールをください。
時間や時点
時間などもある一定のタイミングということで、点を示すatと非常に相性が良い。
【例】
at 9:00 a.m. sharp 午前9時ちょうどに
at morning 朝に
at the moment 減殺
at 30 years old 30歳で
数字関連
ざっくり数字という表現をしたが、速度や値段等の場合にも点とみなして表現する
【例】
at 100 kph 時速100kmで
Iphone 13 is selled at 130,000 yen Iphone13は13万円で売っている
at a high speed 高速で
応用的な使い方
少しイメージしにくいが、事が起こっている状況やめがけているニュアンスでも使うことがある。
何かをしている状況
具体的には以下のような使い方がある。
【例】
at work 仕事中
at breakfast 朝食中
at a loss 途方に暮れて(lossの状態である⇒途方に暮れる)
目がけているイメージ
これは、ある点に向かっているイメージであり、一番わかりやすいのは「look at~(~を見る)」という使い方だ。
見る先の物に視線が向かうイメージでatが用いられている。
【例】
glance at~ ~をちらっと見る
jump at~ ~に飛びつく
laugh at~ ~を笑う
be angry at~ ~に怒っている
最上級との組み合わせ
最後に最上級との組み合わせである。
これは高さをイメージして、一番上の地点、または一番下の地点を点としてとらえているために相性が非常に良いとされる。
【例】
at most せいぜい(最も多いところで ⇒ せいぜい)
at best もっともよい場合(せいぜい良くても)
at worst もっとも悪い場合(最悪でも)
at least 少なくとも(もっとも少ない状況で)
まとめ
本記事では、点をイメージさせる「at」について紹介した。
他にも前置詞の使い方をまとめているため、以下の記事も合わせて参考にしてほしい。
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