英語の能力を測るテストと言えばTOEICや英検などが有名だと思う。
多くの人が1度は受験したことがあるのではないだろうか。
しかし、TOEICや英検は受験料も結構な額であり、しかも受験会場まで赴いて半日~1日がかりで受けなければいけないことから、そんなに頻繁に受験しにくい。
そのため、今回は無料でいつでも、短時間で受験可能なEF SETテストについて紹介する。
TOEICや英検の基本情報
TOEICは7,810円(税込み:2023年3月時点)
TOEICは合否ではなく990点中何点取れるかで英語能力を測る。
そのため受験料は一律で7,810円となっている。
さすがに10,000円は切っているが、受験料はかなりの額だと感じるのではないだろうか。
もちろん、TOEICは様々な企業が英語力を確認するための指標であり、世界各国でも共通のシステムとして機能している。
990点満点で、リスニングとリーディングが半々で構成されている。
TOEICの詳細については以下の公式HPを参考にしていただければと思う。
英検は2級で8,400円(税込み)で、級が上がるごとに受験料は上がる
英検はレベル別に級が設定されていて、合否で英語能力を測る。
なお、レベルが上がれば上がるほど受験料は上がっていていき、以下の表の通りの受験料(個人受験の場合)である。
1級 | 準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | 4級 | 5級 |
11,800円 | 9,800円 | 8,400円 | 7,900円 | 6,400円 | 4,500円 | 3,900円 |
英検のTOEIC点数換算
英検は「〇級合格」という表現になるが、それぞれの級がTOEICで言うとどの程度かというのは疑問があるだろう。
以下のサイトで換算表があったのでぜひ参考にしていただければと思う。
もちろん、公式ではないためあくまで目安と考えてもらえればと思う。
英検 | TOEIC |
1級 | 940点以上 |
準1級 | 780点 |
2級 | 550点 |
準2級 | 430点 |
3級 | 300点 |
4級 | 225点 |
5級 | 120点 |
EF SETテストとは
英語能力テスト:EF Education First提供
大手の語学学校であるEF Education First(以下、EF)が提供している英語の能力を測定するテストである。
EFではオンライン英会話を長年提供している英会話サービスである。
EF SETテストは無料
EF SETテストは無料英語能力測定テストとなっている。
特に回数制限もないため、定期的に受験して英語能力の向上度合いを測定するにはもってこいだ。
例えばTOEICを毎月受験するのは金銭的にかなり厳しいのではないだろうか。
そこをこのEF SETテストで定期的に確認し、年に1回TOEICを受験する等の様な使い方が可能だ。
テストの種類は15分クイックチェックと50分スタンダードテストがある
EFテストは無料とは言え、そんな時間確保が難しいという方もいるかもしれない。
そういった方には15分版のショートバージョンがあるため、ちょっとしたチェックならこちらでも確認が可能である。
ただし、50分のフルVerは登録が必要であることと、90日に1回しか受験できないため注意が必要だ。
なお、私はGoogleアカウントが複数あるため、それぞれで登録することで月1回受けることができている。
EF SETテストはレベルごとにテスト内容が変わる
実際に受けてみると分かるが、EFテストは問題を解くごとに自分のレベルに合わせられていく。
そのため簡単すぎるとか、難しすぎて何も分からないということは生じにくい。
非常に面白いシステムのなので、一度チャレンジしてみたはどうだろうか。
EF SETテストの結果
EF SETテストはA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階(厳密にはA1未満も含めると7段階)の結果が得られる。
Aは初心者レベル、Bは中級、Cは上級と考えてもらえればと思う。
TOEICの比較
EF SETテストは、公式でTOEIC換算表も公表している。
比較的幅が広くて何とも言えないが、ある程度参考になると思う。
なお、私はTOEICは800点くらいで、今回B2(EFスコアは54)だったので、EFスコアのB2下限値(51点)にとTOEIC換算の下限値(785点)に近く、ほぼこの表のとおりだったと言える。
まとめ
EF SETテストはまだまだ履歴書に書くような印象は無いが、TOEICを頻繁に受けるには料金も高いことに比べて無料で受けられることから、定期的に自分の英語能力の向上を確認する意味で非常に重宝できる。
是非、みなさんもこの記事を読み終わったら実際に受験してみてはいかがだろうか。
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