悩みに悩んでXiaomi 11T proを購入したので、そのレビューを紹介します。
ちなみに本記事に写真については多少解説していますが、以下に特に写真に特化したレビュー記事も作成しているので、併せて参考にしてください。
Xiaomi 11T/11T proとは
3つのキャッチフレーズ
「魔法のような」をキーワードとして以下のようなキーワードが記載されている。
魔法のようなパワー
魔法のような充電スピード
魔法のような撮影体験(1億800万画素メインカメラをはじめとした3つのカメラ)
カメラは3つのレンズからなり、1億800万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素のテレマクロカメラを搭載しているとのことである。
正直、単位が大きすぎてピンと来ないし、ほかのスマホでも1億画素を超える製品はあるため必ずしもこの端末だけがすごいわけではないが、この端末もすごいと思う。しかしRedomi Note 10 proと同じセンサーを搭載しているということで、旧端末から進化しているかというとそうでもない。カメラ側ではなくソフト側の進化はあると思うが、そこはハイエンド”級であくまでフラグシップ”クラス”であって、フラグシップスマホ*ではないところの所以かと思う。
ただし、よほどインスタで写真を挙げまくっているとか、そういうことがない限りは十分の性能と考えられる。
魔法のようなパワー:Snapdragon 888搭載(Proモデルのみ)
proモデルはQualcomm® SnapdragonTM 888が搭載。2022年2月現在では、最新モデルがSnapdragon 8 gen 1がリリースされており、1世代型落ちになるが、それでも最高性能の一角であることは変わりなく、どんな処理もサクサクで困ることはないだろう。
魔法のような充電スピード:120W Xiaomi ハイパーチャージ
これは私はかなり魅力的と感じた。proモデルでは120Wによるハイパーチャージということで、17分で100%充電できるということらしい。また、5分の充電で42%、10分では72%の充電が可能ということで、外出前に充電を忘れていた時に少しだけでも充電して出かけたいときに5~10分だけでも充電するだけである程度の残量が確保できる。
スペック
スペック一覧
スペックはざっくりまとめると以下の表のとおりである。また、使っておすすめだと感じた機能についても解説する。
Xiaomi 11T Pro | Xiaomi 11T | |
サイズ | 約164.1mm x 76.9mm x 8.8mm 約204g |
約164.1mm x 76.9mm x 8.8mm 約203g |
カラー | ムーンライトホワイト メテオライトグレー セレスティアルブルー |
|
ディスプレイ | 6.67インチ 有機ELディスプレイ 120Hzリフレッシュレート 最大480Hzタッチサンプリングレート Dolby Vison対応 DisplayMate A+ Corning Gorilla Glass VicctusTM |
6.67インチ 有機ELディスプレイ 120Hzリフレッシュレート 最大480HzタッチサンプリングレートCorning Gorilla Glass VicctusTM |
カメラ | 1億800万画素メインカメラ(HDR10+,8Kあり) 800万画素超広角カメラ 500万画素テレマイクロカメラ |
1億800万画素メインカメラ 800万画素超広角カメラ 500万画素テレマイクロカメラ |
SIM | デュアルSIM(物理) | |
オーディオ | デュアルスピーカー Dolby Atmos SOUND BY Harman Kardon |
デュアルスピーカー Dolby Atmos |
CPU | Qualcomm® SnapdragonTM 888 | Media Tek Dimensity 1200-Ultra |
バッテリー | 5000mAh 120W Xiaomi ハイパーチャージ (対応充電器同梱) |
5000mAh 67W ターボチャージ (対応充電器同梱) |
RAM & ストレージ | 8GB + 128GB 8GB + 256GB |
8GB + 128GB |
その他 | おサイフケータイ対応 | ー |
値段 | 69,800円 79,800円 |
54,800円 |
日常使いで便利なスペック
私が実際に使って非常に使い勝手が良かったスペックとして「充電速度」、「指紋認証」の2つを挙げる。もちろん他も良い機能は数多くあるが、普段使いという観点でピックアップした。
120W ハイパーチャージ
これは製品の特長としても挙げられている。実際に使っても、これは本当にすごいと思う。
充電器に繋いだ直後は以下のように120Wで充電されているということが示される。秒単位でバッテリー容量が増えていくため、見ていてちょっと楽しい。
充電速度については、カタログスペックでは17分で100%充電、5分の充電で42%、10分では72%の充電が可能とされている。
実際に自分が充電したところが以下の通りである。
20:05に12%の時点で充電を開始、100%になったのが20:23ということで、88%分の充電で18分かかったことになる。
カタログより時間がかかっているが、日常使いしているアプリの通知が来たり、裏でいろいろ動いていることからこの程度は仕方がないと考える。
いずれにしてもほぼ充電がない状況から100%まで20分かからないということである。20分といえば、夜充電を忘れて朝気が付いても十分充電できる時間である。バッテリー容量が5000mAhであることも含めて、バッテリーについてはほぼ不満を感じないのではないだろうか。
物理指紋認証ボタン
本体横部分に物理指紋認証ボタンがついている。
これは個人的には非常にポイントが高く、iPhoneは顔認証のみであったり、Google Pixel 6は逆に指紋認証のみであるが画面内の認証であり認証が少し遅いこと、画面保護フィルムを張ると動作しないなどの噂もありフィルム選びも考える必要が出てくる。そのほかの機種では顔認証と画面内指紋認証が両方搭載されている端末もあるが、やはり物理センサーは爆速で魅力的だ。
物理的な指紋認証はフィルムの有無や種類に影響を受けないし、もちろんマスクも関係ないためかなりポイントが高い。
さらに画面内の指紋認証はスマホを持ち上げながらロック解除はやりにくいが、Xiaomi 11T proは横に認証ボタンがついていることから持ち上げながらロック解除、目の前に持ってきたときにはすぐに使える状態にすることが可能である。
たいした時間ではないが、1日に何度もロック解除することからこのストレスはないに越したことはないだろう。
写真がきれい
メインカメラで撮った写真を掲載する。正直「1億800万画素」というのが、数字だけではどれほどのものか全く分からないが、いつも手ぶれする私が撮っても非常にきれいである。
写真で最高クラスを求めるのであれば、iphoneや10万円を超える様なハイエンドスマホを選択する方が良いと考えるが、7~8万円でここまでできるのであれば十分ではないだろうか。
写真のみをまとめた記事
以下に、写真に特化した記事を作成している。特に写真は気になる人も多いと思うことから、以下の記事を参考にしていただければと思う。
Xiaomi 11T/11TPro唯一のデメリット
ワイヤレス充電がない
かなりメリットが多いXiaomi 11T proだが、使っていて私が感じた唯一のデメリットは、ワイヤレス充電がないことである。有線充電が非常に速いため、線を抜き差しする手間さえ度外視すれば十分満足いくが、やはり置くだけで充電できるワイヤレス充電がないことはひとつデメリットである。
私は会社用スマホがiPhone11で、ワイヤレス充電があるため実際にワイヤレス充電も使って思うが、充電時間こそかかるが置くだけで良いため、ワイヤレス充電はやはり便利である。
ただし、ほかのメリットが十分に魅力的だったことから私はXiaomi 11T proにしたが、ワイヤレス充電を重要視する方にはおすすめできない。
いざ開封
実際に購入したXiaomi 11T proを開封する。
箱の外観
正直開けて捨ててしまう人も多いと思うので、どっちでも良いかもしれないが念のためはこの写真を載せておく(私は箱を取っておく派なので、捨ててはいないが)
同梱品
説明書やSIMピンなども当然入っているが、ここでは割愛する。
開封後の全体像
箱は非常に大きく何層かの構造になっている。特に開けると目に付くのは非常に大きな充電器である。
充電器
充電器に120Wと大きく記載されている。サイズはスマホ本体の半分くらいの大きさがありかなり大きい。持ち運ぶことはあまりないと思うが、持ち運ぶには不便である。
最近は充電器が付属していないものが増えてきている中で、充電器込みでるあることは非常にうれしい。(充電器込みでも安いのが本当に助かる。)
スマホケース
これも中国スマホメーカーあるあるだが、スマホケースが付属している。素材はおそらくTPUで柔らかい素材となっている。色は透明であり、非常にシンプルであることから、特にケースにこだわりがない人はこれで十分だろう。
袋から取り出したのが以下の写真だ。特にロゴなどもなく、いたってシンプルだ。
私はTPU素材のケースは経年で黄ばんでくることがあまり好きではないので、次に紹介するスマホケースを購入している。
購入したスマホケース
栃木レザーハードケース
TPU素材があまり好きではなかったため、以下のリンクのケースを購入した。
実際に届いたものが以下の通りだ。ケースそのものはプラスチックのハードカバーをベースに、外側に革を張ったような仕様になっている。栃木レザーだけあって、皮の質感は非常に良い。
また、厚みもあまりないことからスマホの大きさもカバーなしに比べてそれほど変わらないのもポイントが高い。
カメラ部分は若干出っ張っているが、全体を覆われていることから安心感がかなりある。
なお、充電部分と電源ボタン(指紋認証ボタン)部分は切れ目が入っている。音量ボタン部分は覆われているが、カバーの上から操作できる仕様で、横から見ると以下のような感じである。
総評・感想
タイトルの通りだが、基本的にスペックも高くほぼ不満がなく買いだと考えている。ワイヤレス充電がないことがネックであるが、無いと使えないというわけではないことから、7~8万円という値段を考えると十分満足である。
スマホの購入を検討している人は、是非楽天でポイントがたくさんもらえるタイミング(お買い物マラソン等)で購入してはどうだろうか。なお、私はゲームをあまりやらないため、もしかしたらproでなく通常のXiaomi 11Tで良かったかもしれない。
ちなみに、おサイフケータイは機種変更の時にめんどくさいため、私は使わないため今回のレビューでは触れていない。(定期入れに電子マネー付きクレカとSuicaを入れているので、普段はキャッシュレスしているが、それをスマホと合わせる予定は今のところない。)
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